サンデー・ロースト(Sunday Roast)

  2回にわたって紹介したロースト・ターキー(roast turkey)と写真右(奥)のロースト・ビーフ(roast beef)ですが、どちらもロースト・ミートの一種です。ターキーやビーフの他に、豚肉、羊肉はもとより、カモやガチョウ、日本ではあまり馴染みのないシビエ(野ウサギやキジなどの狩猟された肉)が使われることもあります。
  日本ではクリスマスのイメージが強いロースト・ミートが、クリスマスでもないの2つのローストが並んで写っていたかと言うと、“サンデー・ロースト(Sunday Roast)”と言うメニューだったからです。イギリスには伝統的に日曜日の昼にローストした肉を食べる習慣があり、メニューにサンデー・ロースト(Sunday Roast)を載せている店もあります。もちろん、日曜日限定メニューのことが多いです。逆に、日曜日はサンデー・ロースト(Sunday Roast)だけという店もあります。
  サンデー・ロースト(Sunday Roast)の発祥は諸説あるようで、例えば、地主が農奴に一週間の働きを労って、毎週日曜日に雄牛のローストを与えたことから始まるという説。昔は安息日にあたる日曜日に暖炉に新しい薪を入れたので、その火で肉をローストして食べるようになったという説。など… 
  ちなみに日曜日に食べた残したロースト・ミートは、翌日コールド・ミートとして食卓に上り、その翌日にはパンに挟んでサンドイッチに、そして最後は細かく刻んでシチューやスープに入れるといったふうに色々形を変えて食べ続けるんだそうです。そのためにもレアではダメなんですね。確かに、1日では食べられないし、特にターキーは飽きるかも…
  今日の写真は、自宅でロースト・ビーフ(roast beef)を作った2日後、余っていた肉を使ってロースト・ビーフ・バーガー(Roast beef burger)を食べたときの写真です。
  まだまだ紹介した料理はあります。イングリッシュ・ブレックファースト(English Breakfast)や、似ているけどちょっと違うスコティッシュ・ブレックファースト(Scottish Breakfast)などもいつか紹介したいと思います。
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