ミレニアム・ブリッジ再開通(Millennium Bridge reopen)

  ミレニアム・ブリッジ(Millennium Bridge)の設計は、世界でも指折りのデザイナーであるノーマン・フォスター卿(Sir Norman Foster)が行いました。1998年に建設がはじまり、1820万ポンド(当時のレートで約33億円)の費用をかけて2000年6月10日開通しました。
  オープンしたてのテート・モダン(Tate Modern)の爆発的な人気も手伝って、開通の日には8万人から10万人の人々が橋に殺到したそうです。その日は、一日中強風が吹き荒れていたそうですが、歩行者数の制限も特にないまま大勢の人々が通行を開始しました。ところが橋が、突然横揺れ状態(最大70mm程度)になり、歩行中の人々はパニックに陥り、手すりにしがみついたり、気分が悪くなって引き返したりしました。その結果、開通からわずか2日後の6月12日に一時閉鎖しました。その後、原因調査と補強工事がなされ、2002年2月22日に再開通しました。
  写真は北側から見たミレニアム・ブリッジ(Millennium Bridge)で、右手に見えるのがテート・モダン(Tate Modern)です。
  ミレニアム事業では、ミレニアム・ブリッジ(Millennium Bridge)の建設のほかに、テムズ川南側(バンクサイド)の再開発として、テート・モダン(Tate Modern)の開館、市庁舎(London City Hall)の移転、ロンドン・アイ(London Eye)の建設などの都市開発が行われてきました。
基本情報
      地図:ミレニアム・ブリッジ <Google Mapで表示>
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