シティ・ホール(City Hall)

  シティ・ホール(City Hall)=市庁舎ですから、グレーター・ロンドン庁の中心的な行政施設で、大ロンドン市長とロンドン市議会が拠点を置き、約400人が働いています。
  2009年5月31日に150歳の誕生日を迎えたビック・ベン(Big Ben)、1850年に建造された倉庫を改築したヘイズ・ギャレリア(Hay's Galleria)など、歴史的な建物の多いロンドンですが、写真を見れば分かるように、非常に近代的な建物です。6500万ポンドの建設費を投じて2002年に完成しました。
  設計はノーマン・フォスター(Norman Robert Foster)が担当しました。この建築がテムズ川に面している方が北側になり暗くなってしまうため、南側からの太陽光線が各フロアに入り込むように、南側には大きな吹き抜けのスパイラル状空間が設置されています。科学的見地から導き出されたというこの球体に近い幾何学形態は、直射日光による室内温度の上昇を最小限に抑える効果があるそうです。この形状は同じ体積の四角いビルよりも表面積が25%少なく、更に、自然換気の「空冷」と水を使う「水冷」効果により、電気消費量が1/4に抑えられているのだそうです。
  公共施設ですが、普段は一部しか入ることができません。しかし、毎年9月中旬に行われるオープンハウスというイベントでは、螺旋状のスロープなどにも入場できることがあるそうです。
基本情報
      住所:Greater London Authority, City Hall, The Queen's Walk, London SE1 2AA
      電話:+44-(0)20-7983-4000
      WEB:http://www.london.gov.uk/city-hall

      地図:シティ・ホール <Google Mapで表示>
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