ウォータールー橋(Waterloo Bridge)

  クレオパトラの針(Cleopatra's Needle)の下流に位置する橋がウォータールー橋(Waterloo Bridge)です。写真はロンドン・アイ(London Eye)から撮影したものです。
  現在のウォータールー橋(Waterloo Bridge)は2代目です。1代目は、ジョン・レニー(John Rennie)によって1809~10年に設計され、9本のアーチをもつ、花崗岩の有料橋として、ストランド・ブリッジ社(Strand Bridge Company)によって建設され、1817年に開通しました。1878年に国営化され無料となりました。ウォータールー(Waterloo)はフランス語ではワーテルローと呼び、1815年にウェリントン率いるイギリス軍がナポレオン1世にワーテルローの戦い(The Battle of Waterloo)で勝利したことからつけられています。1代目の橋は損害を受けたため、1920年代までに閉鎖された。
  現在の2代目の橋は、ジャイルズギルバートスコット卿(Sir Giles Gilbert Scott)によって設計され、1945年に開通しました。この橋は、第二次世界大戦の間にドイツの爆撃機で損害を受けた唯一のテムズ橋でした。第二次世界大戦中に建設、補修されたため、男手がたりず、女の人の手で作られたということから、女性の橋(WOMEN'S BRIDGE)というあだ名もついています。
  1代目のウォータールー橋(Waterloo Bridge)を舞台にした映画に「哀愁(1940の映画)」があります。原題は「Waterloo Bridge」で、1931年に映画化された「Waterloo Bridge」のリメイクです。古典的純愛メロ・ドラマの二度目の映画化にして屈指の恋愛映画と呼ばれ続けている名作のひとつと言われています。
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