卓球(Paralympic Table Tennis):パラリンピック2012

  ロンドンパラリンピック2012の卓球(Paralympic Table Tennis)は、ロンドン東部のエクセル展覧会センター(ExCeL)で行われます。
  卓球(Table Tennis)は、イギリスが発祥の地であり、19世紀に食後のゲームとして、イギリス上流階級の家族で開発されました。当初は、シガーボックスをラケットとして、本はネットとして使用していました。
  1976年トロントパラリンピックから正式種目になっており、脳性麻痺の選手は1980年モスクワパラリンピックから、そして、知的障がい選手は2000年のシドニーオパラリンピックから種目に加えられています。

<パラリンピックの卓球(Paralympic Table Tennis)について>
・一般競技との違い(概要)
  *車いす選手のシングルスのサービス
    サーバーから出されたボールが、相手コートのエンドラインを通過する前に、サイドラインを
   通過した場合、及び、相手のコート上でボールが制止・又はネット方向に戻った場合はレットと
する。
  *団体戦 クラス1~5(車いす)のダブルス
    交互に打球しなくてもよい。ただし打球時に車いすの一部がセンターラインを越えた場合は失

   点。

・競技について
  *すべての試合は、5ゲームマッチで行うものとし、各ゲームは最初に11ポイント獲得した場合に

   勝利とする。
  *スコアが、10対10ポイントとなった場合は、その後2ポイントリードした場合に勝者とする。
  *団体戦は、1チーム2~4名の選手で構成し、4シングル+1ダブルスにより実施。3勝したチー

   ムが勝者となる。

・階級(概要)

障がい
種別
階級
障がいの概要
肢体障がい者
車椅子
両上肢に重度の障がいがあり、腕の協調運動障がいがある。体幹バランスはなく、片側上肢で支えるか、背もたれに固定する。
2
肘の伸展は可能だが、両上肢に障がいがあり、体幹機能は階級1と同じ。
3
上肢の機能障がいは僅かで、体幹機能に障がいがあり、捻転は不能。
4
座位バランスが相当程度あり、片側上肢の補助により体幹の前後左右の移動が可能。
5
立って試合することができないが、座位バランスは良好で、下肢機能が残存。
立位
6
脚と腕の著しい損傷。両足膝上切断。
7
①足の非常に著しい損傷、②ラケットを持つ腕の中度から重度の障がい、③ラケットを持つ腕を含む、中度の脳性麻痺と半身麻痺、のいずれかに該当するもの。
8
①片足機能障がい、②両足中度の障がい、③ラケットを持つ腕の中度の損傷、④中度の脳性麻痺、半身麻痺、又は、ラケットを持つ腕は問題のない両側麻痺、のいずれかに該当するもの。
9
①足の軽度の障がい、②ラケットを持つ腕の軽度の障がい、③ラケットを持たない腕の重度の障がい、④軽度の不全脳性麻痺又は片麻痺、のいずれかに該当するもの。
10
①足の非常に軽度の障がい、②ラケットを持つ腕の非常に軽度な障がい、③ラケットを持たない腕の中度から重度の障がい、のいずれかに該当するもの。
知的障がい者
11
IQの数値等により判定される。

・開催種目
  <個人戦>
    男子:階級1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11
    女子:階級1-2/3/4/5/6/7/8/9/10/11
    予選:8月30日~9月1日
    準々決勝・準決勝:9月1日
    決勝・3位決定戦:9月2日~9月3日
  <団体戦>
    男子:階級1-2/3/4-5/6-8/9-10
    女子:階級1-3/4-5/6-10
    1回戦:9月5日
    準々決勝:9月5日~9月6日
    準決勝:9月6日~9月7日
    決勝・3位決定戦:9月7日~9月8日
基本情報
      会場:エクセル展覧会センター(ExCeL)
      住所:One Western Gateway, Royal Victoria Dock, London E16 1XL
      開催日:8月30日~9月8日

      地図:エクセル展覧会センター <Google Mapで表示>
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