射撃(Paralympic Shooting):パラリンピック2012

  パラリンピック射撃(Paralympic Shooting)は、オリンピック2012の射撃(Shooting)競技パラリンピックアーチェリー(Paralympic Archery)と同じ、ロンドン南西部のウーリッジ(Woolwich)にある、王立砲兵隊兵舎(Royal Artillery Barracks)で開催されます。
  ライフルまたは、ピストルで規定の弾数を射撃して得点を競います。標的までの距離は10m、25m、50mの三種類があります。1発の満点は10点で、例えば、10mのエアライフル種目で10点満点を撃つには、直径4.5mmの弾を標的中心の直径0.5mmのマークに命中させなければなりません。いかなる場面でも自己をコントロールできる精神的な強靱さが要求される競技と言われています。
  銃の種類、射撃姿勢によって合計12の種目が行われます。正式種目になったのは、1976年のトロントパラリンピックからです。

<パラリンピック射撃(Paralympic Shooting)について>
・一般競技との違い(概要)
  *立射、伏射、膝射の各姿勢について、次の緩和措置が認められています。
立射   椅子や車椅子に座って射撃することが認められている。
伏射   テーブルに両肘をついて射撃することが認められている。
膝射   椅子や車椅子に座って膝射をする射手は、膝の代わりにスタンドの上に肘を置いて射撃することが認められている。

・競技の概要
  *本戦ラウンドの競技方法
  規定弾数を規定時間内に射撃し、その得点を競い合う。原則として、本戦(Qualification)の成績上位8位までの選手が決勝(Final)に進み勝敗を決する。
  *決勝ラウンドの競技方法
  3分間の準備時間及び5分間の試射の後、本射10発で勝敗を決する。選手は 射ごとに発せられる射撃開始合図に従い、1発につき75秒(伏射は45秒)の制限時間内に射撃を行う。得点は1射ごとに採点・表示される。

・階級
  SH1:自分の腕で銃を保持し射撃を行うクラス
  SH2:支持スタンドを用いて射撃を行うクラス

・開催種目
記号
距離
種目
性別
階級
射撃数
決勝開催日
R1
10m
エアライフル立射
男子
SH1
60発
8月31日
R2
10m
エアライフル立射
女子
SH1
40発
8月30日
R3
10m
エアライフル伏射
男女混合
SH1
60発
9月1日
R4
10m
エアライフル立射
男女混合
SH2
60発
9月2日
R5
10m
エアライフル伏射
男女混合
SH2
60発
9月1日
R6
50m
フリーライフル伏射
男女混合
SH1
60発
9月4日
R7
50m
フリーライフル3姿勢
男子
SH1
120発(40発×3)
9月5日
R8
50m
スポーツライフル3姿勢
女子
SH1
60発(20発×3)
9月6日
P1
10m
エアピストル
男子
SH1
60発
8月30日
P2
10m
エアピストル
女子
SH1
40発
8月31日
P3
25m
スポーツピストル
男女混合
SH1
60発(精密射撃+速射)
9月3日
P4
50m
フリーピストル
男女混合
SH1
60発
9月6日
基本情報
      王立砲兵隊兵舎(Royal Artillery Barracks)
      住  所:Artillery Place, Woolwich, SE18 5DP
      開催日:8月30日~9月6日
      最寄駅:Woolwich Arsenal station(National Rail、DLR)

      地図:王立砲兵隊兵舎 <Google Mapで表示>
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